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晴れのち自転車時々猫

チェリー、スミレ、スパッツ、スージー、それに自転車とかカメラ類と戯れる日々を綴ります。



バルナック・ライカがやって来た

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スローシャッター用のガバナーモジュール、これが正確に時間を刻んでスローシャッターの露出時間をコントロールします。歯車の組み合わせとバネだけでこんなことをやってしまうんですから大したものです。このガバナーは電子湾で釣り上げてはるばるサンフランシスコからやってきたLeica?のものです。シリアルからすると1937年製らしく70歳の割には健康と言えます。外観多少スレはありますが、大きなダメージはなく、実用品といったところ。出品者の説明には「スローはネバるので要調整」とありましたがまさにその通りで、スローシャッターは後幕は閉まらず全滅でした。反面1/30秒以上のシャッターは全く問題なくいい感じで切れます。シャッター幕も全く問題無し。で早速開腹手術となりました。ひとまずスローガバナーをクリーニングして様子をみよう作戦です。

分解で悩んだのは工具が合わないこと。ほとんどマイナスドライバーでバラしていけるのですが、どうもネジ頭の溝の幅が狭くて精密ドライバーとうまく噛み合わないことが多かったです。最近のとは規格が違うのかも知れません。へたをするとネジをナメてしまうので金属工具用の砥石でドライバー先端を薄く削って作業しました。うまく先端が噛み合えばほとんどのネジはすいすい外れてくれます。ボディーシェルを外してガバナーモジュールを取り外し、ベンジンにドブ漬け、乾燥させてから軸にだけ微量のGRPを注油して再度組み立てます。ちょっとシャッター時間が長過ぎ(1秒が1.5秒とか)ですが一応全速とも動くようになったのでよしとしました。

早速ネガ・フィルムを入れようとして一苦労。バルナック・カメラの欠点であるフィルム装填のやり難さは今までのフィルムカメラに慣れた者にとってはビックリです。ネットで調べてテレカをはさんでローディングする方法が安全確実とありましたのでそれでやってみました。ひとまず家のまわりを散歩しながら試写してみます。絞りの系列もシャッタースピードの系列も今まで馴染んだ国際系列とは異なるのでかなり違和感がありますが、そこはネガのラティテュード頼みで適当に撮ります。そして10枚程撮影してからハッと気がつきました。「巻き上げた時、巻き戻しノブが回ってない!」 orz

あ、あ?、もしかしてもしかしたら・・・・
巻き戻しノブを回してみると抵抗感はあるのですが、巻き上げてもやはりノブはピクリともまわりません。ひょっとしてメカ?とも思いましたが、巻き上げメカはほぼ問題なく動いていたはずです。途中で試写は諦めて巻き戻してみると・・・ありゃりゃ、すぐに巻き戻し終了。ということは巻き上げられてなかったということですね。原因はフィルムの送り穴がちゃんとスプロケットに噛んでなかったことでした。一見うまく装填できたように思えたのですがフィルムの上端側がひっかかってズレてしまっていたのでした。再度よ?くバルナックカメラの装填方法を調べて原因判明。なーんだ反対でした、フィルムの通し方が。これではフィルムが引っかかって当然でした。この辺りの構造ははロシア製の方が良く出来てます。

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これが正しい通し方。後ろから見てフィルムがテレカの上を通る。
(実際にはテレカはもっと深く挿し込んでおく。)


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LeicaIII+Elmar 50mm/F3.5




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