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晴れのち自転車時々猫

チェリー、スミレ、スパッツ、スージー、それに自転車とかカメラ類と戯れる日々を綴ります。



気になる写真

最近手に入れたレンズを調べるために検索していて衝撃を受けた写真があります。

これです。

怖いですねぇ。あんまり友達にはなりたくない感じです。でも怖くて衝撃を受けた訳ではありません。最初にこれを見た時に写真とは思わず絵画と思ってしまいました。しかしこれはれっきとしたモノクロポートレートなのです。恐らく4x5程度の暗箱カメラでしょう。この撮影に使われたレンズはエミール・ブッシュ社のレンズで通称ニコラ・ペルシャイト(Nicola Perscheid)と呼ばれているソフトポートレイト・レンズだそうです。(詳細はThe Classic Cameraのページをご覧下さい。)

軟調なレンズとはいえモノクロだとこんな表現も出来るのかとビックリしました。時代としては大正の頃、レンズ構成も非常にシンプルでそんなに高性能なガラス材があったとも思えません。それなのにこの強力な表現力は何なんでしょうね。時代は進んでカメラはカラー化し、小型化し、高速化し、さらにデジタル化して便利な道具として進歩してきましたが、表現と言う点では果たしてどうなんでしょうか。勿論昔の機材では撮れなかった表現もいろいろとありますが、逆にそれが表現をあるパターンに閉じ込めてしまっているということはないでしょうか。これは針穴写真を観た時にも感じました。針穴写真なんていかにもローテクですが、表現と言う点ではフォーマットに束縛されない自由さがあって凄くあこがれてしまいます。テクノロジーの進歩イコール良いことなはずですが、その進化の道筋の脇には何か重要な物が捨て去られてしまっている、そういう感じがどうも拭えないのです。

ちなみにこのNicola Perscheidレンズを探して見ると大体3,000ドル以上の値段が付いています。使いこなせるかどうか分かりませんが、いつかトライしてみたいものです。
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