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晴れのち自転車時々猫

チェリー、スミレ、スパッツ、スージー、それに自転車とかカメラ類と戯れる日々を綴ります。



C-mountメモ

C-mountのことで分かったところをメモとして置きます。

C-mount(Cine camera mount)はフィルムムービー・カメラ用のレンズ・マウント規格で口径1インチの単純なスクリューマウント。ネジ・ピッチは32TPI(スレッド・パー・インチ)。どこが提唱した規格か分かりませんが、シンプル故に多数のムービーカメラ・メーカーに採用されたようです。主に16mmカメラ用で8mmカメラ用だともっと口径の小さいD-mountというのがあります。(16mmといてもいろいろなサイズの16mmがあるようで、それぞれコマの大きさが違います。)16mmカメラの他にも産業用や監視用CCDカメラにもC-mount規格が用いられているようです。これらも使える可能性はありますがCCDは小さいので欠ける可能性大です。)あと注意が必要なのはCS-mount。マウントのネジ径は同じですがフランジバック長が違います。(12.526mm)マウントは出来ても無限遠が合わずマクロ用となってしまいます。

C-mountのフランジバック長は17.526mmとなっていますが、実際にはメーカーによってけっこうバラバラという話もあります。あるメーカー内では同一でまとまっていてもそこに他社製品を持ってくると合わない可能性があります。また工作精度の問題なのかマウント・ネジ自体がキツかったり緩かったりということもあるようです。要は互換性を考慮して厳密に規定された規格ではなく、各社都合の良いように使われた規格のようです。それに戦前から使われてきた長い歴史がありますので古い製品には資料などなく、現物合わせで確かめるしかないようなところが多々あります。

特に問題になるのがフランジバック長とイメージサークルの大きさ。フランジバック長が合わないと無限遠が合わなくなりますし、イメージサークルが撮像素子より小さければ四隅が欠けてしまいます。16mmムービーの場合、25mmが標準画角レンズで広角側は10mm位から、望遠は150mm位まであったようです。ズームもいろいろ作られました。25mmレンズでフォーサーズ撮像素子に欠けなく写されている事例を見ましたが、全てのレンズでOKとは言えません。特に広角側はより条件が厳しくなるようです。(逆に望遠側は多少余裕があることが多い。)またDMC-G1の場合はマウント部直後にシャッターユニットがあったりするのでレンズ後端が出ているものは使えません。スクリュウーマウントですからクルクル回していってレンズ後端がカメラ内側とぶつかり破損してしまった人もいるようです。そのような場合はレンズ側を改造するか諦めるかです。

もう一つの問題はシネレンズ自身にあります。シネレンズの作例を見て思ったのですが、動画撮影用のレンズと静止画用のレンズとは設計方針が違うということです。動画は基本的に動きのあるものを撮影するので静止画で問題とされるような歪みの類とかはあまり気にされてないようです。この辺りレンズ設計時のバランスの取り方の違いを感じます。一方でシネレンズは素晴らしいボケを見せてくれることもある訳で使う人を選ぶレンズと言えそうです。


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