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晴れのち自転車時々猫

チェリー、スミレ、スパッツ、スージー、それに自転車とかカメラ類と戯れる日々を綴ります。



さようなら バラードさん

先日夕刊を開いたところ、目に飛び込んできたのはJ・G・バラードが2009年4月19日に亡くなったという記事。特別ファンだったという訳でもありませんが、ちょっとショックを受けました。若かりし頃読む本といえばSF物ばかりでした。そんな時に話題の書、バラードの「結晶世界」を手に取ったのが最初だったと思います。不思議な物語、これがSF?、変な残留感というか虚無感のようなものが強く残った感触を今でも覚えています。引き続いて「狂風世界」、「沈んだ世界」、「燃える世界」、ヴァーミリオン・サンズの短篇集などを読んだものです。

どれもストーリーを全く覚えていませんが、共通する違和感といっても良い独特の感覚は覚えています。面白いかと問われれば否と答えてしまいますが、最近もう一度読んでみたいなと思っていた矢先だったのでした。(一番有名な作品はスピルバーグ監督で映画化された「太陽の帝国」でしょう。)以前に読んだ作品も70年代までのようですからその後の作品も今度は味わってみようかと思います。

J・G・バラード
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気になる番組

最近はほとんどテレビ番組は見なくなりました。見るのはニュース、時々ドキュメンタリーとかで以前は毎日一時間以上はみていたと思いますが、最近は10分以下という感じです。そんな中でちょっと気に入って毎回見てしまう番組があります。それはNHKの「世界ふれあい街歩き」という番組。最初に見たときは単に街中でカメラを回しているだけかと思ったのですが、ん?、あれれ?という感じで引きずられてしまい、結局最後まで見てしまったのです。

まずカメラ視線が人が歩く時と同じで全く揺れることなくスムーズに移動していきます。それにレンズが超ワイドを使っているので人の視覚ととても似ているのでカメラ画像を見ているという違和感がありません。(でもパンすると像の歪みでその広角の度合いが分かりますが。)そのためまるで自分が画面の中の街中を歩いているかのような感覚に陥ってしまいます。カメラもズームは使わずほとんどがワイド端で、音もその場所の靴音やら車の音やら環境音が入ってきますからなおさらです。すれ違う人々もほとんどカメラを意識しないので人が歩いているような自然な雰囲気そのままです。得に面白いのがやたら街中の人々に話しかけること。話しかける音声は日本人ナレーターの声にすり替えられていますが、応答する人の音声は現地語で聞こえて字幕が出ます。話かけられた人達の反応も妙な警戒心やカメラに向かった緊張感がなく、自然そのものです。まるで自分が現地の言葉で会話をしているみたいです。番組の構成はこれだけ。ただ街中をぶらぶらと歩き回って現地の人とたわいもないおしゃべりを楽しむだけなのです。

不思議な番組だなと思っていたのですが、どうやってこの番組が作られているのかをプロヂューサーが解説をしているテレビコのページがありました。やはりハリウッド映画でよく使われているステディカムを使っていました。カメラマンは20kgのカメラを腰で支えて歩かねばならないそうで街中を100メートルも歩くとそれだけでどっと腰が疲れるそうです。そのためにロケ地に到着して最初の仕事はマッサージ師を探すことだとか。番組を見てる分には全く分かりませんが、いろいろ裏側では凄い苦労があるようです。CMも入らずにこういうノンビリしたテンポで外国の地を歩いているかのような番組はとても貴重なので出来るだけ長く続けて欲しいものです。

世界ふれあい街歩き