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晴れのち自転車時々猫

チェリー、スミレ、スパッツ、スージー、それに自転車とかカメラ類と戯れる日々を綴ります。



Ilford Advocate

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久しぶりの入荷はミシガン州ニューバルチモアから届きました。英国Ilford製の35mmフィルムカメラ、Advocate。その風変わりな外見から美白カメラとか、貴婦人とか呼ばれているようです。白いボディにアドボケイトとは何とも大胆な名前をつけたものです。やって来たのはF3.5のレンズ付ですのでシリーズ2、ということは1952-1957年の間になります。ボディはアルミ・ダイキャスト製で淡いクリーム色のエナメル塗装、そしてレンズはDallmeyer Anastigmat 35mm/F3.5という広角レンズ、というカメラです。さすがに半世紀が経っているのでエナメル塗装も無傷というわけにはいかず、あちこちに小傷がありますが、まあまあきれいな方ではないかと思います。

このカメラ、別にこのルックスが気に入ったわけではなく、実はDallmeyerの35mmレンズに惚れてのことです。なんせ古いメカ・カメラですから、ボディがだめだったらレンズを外してレンジファインダー機で使おうという魂胆だったのですが、いざ、梱包を解いて取り出してみると・・・・レトロな美しさにうっとり、です。出来ればこのまま使いたいという思いが強くなりました。Advocateは広角レンズいうこともあって距離計がなく、完全なフルマニュアル・カメラです。その分メカはシンプルなので長持ちするのではないかと思います。

早速カラーネガを装填して試し撮りを近所で行いました。バルナックライカと似たような大きさのボディで持った時になんとなく手に馴染みます。撮影中少々悩んだのはヘリコイドの距離表示がフィートなこと。被写体を見つけると、「んーと、3.5m位か?」と距離を推測してそれをフィート換算してから距離をセットするという通常やらない作業をやらなければなりません。フィルムカウンターのセットも最初は分からず、結局撮ったコマ数を覚えて対処しました。最大の難問は撮り終わったフィルムをどうやって巻き戻すのか?でした。ボディのどこにもそれらしきボタンもレバーも見当たりません。悩んだあげくにネットでググッたところ、巻上げ側のダイヤルを押し下げながら巻き戻すということが分かりました。つまり巻き戻し中はずっと巻上げダイアルを下側に押し下げていなければなりません。これはちょっと面倒ですね。

戸惑いながらも久しぶりのフィルム撮影はデジタルとは違った緊張感のある時間を楽しむことができました。どちらも撮影という点では同じことをやっているとはいえ、その感覚がこうも違うというのは面白いことですね。24枚を撮り終えて近所のDPE店で現像してもらいました。
そして待つこと30分、その結果は驚愕でした。  (つづく)

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