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晴れのち自転車時々猫

チェリー、スミレ、スパッツ、スージー、それに自転車とかカメラ類と戯れる日々を綴ります。



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インセプション

いやぁ、参りました、2時間半の短かったこと。クリストファー・ノーラン監督ですからそれなりの期待をして観に行きましたが、その期待を倍返しされたような気分です。この監督はほんとに外さないですね。よくハリウッドでこのような映画をリリースしたと思います。試写して気に入らないとドンドコ変えてしまうのがハリウッド式、ノーラン監督の腕前を信じたのか恐らくかなり監督の主張がそのまま入っているのではないかと思います。この監督の作品は「メメント」が初めてでしたが、そのめまいがするかのような感覚がそのままハリウッド大作風になったような映画でした。

ストーリーは単純明快で、ある犯罪容疑で追われるようになった男が何とかして家族の待つ家に帰ろうととして悪戦苦闘する、それだけです。が、その単純明快な話がこの監督にかかるとあーら不思議、世にも奇妙な物語になってしまいます。ちなみに脚本もノーラン監督によるもので、まさにこの映画はクリストファー・ノーランの世界を具現化したものと言っていいでしょう。

見方によってはラブストーリー、または冒険映画、またはファンタジー映画、または謀略物と取れなくもない意味深い物語ですが、そんなカテゴライズを一蹴してしまうようなパワーを持っています。複数の現実という舞台設定も秀逸で映画の舞台としてこんな好都合な設定はなさそうです。(そういえば、「マトリックス」もこれを使っていましたね。)多少強引と思われる部分もなくはないですが、その強引さにも納得してしまう物語の展開にアレヨアレヨという間に巻き込まれ、怒涛のフィニシュを迎えます。一番印象深かったのはラストシーンのラストカット。果たして、これは現実なのか?それとも夢なのか?夢なら誰の夢なのか?どうもノーラン監督は「あなたの現実は本当に本物ですか?」と問いかけているようです。

ノーラン監督の次作は2012年公開予定のバットマン物(タイトル未定)、「ダークナイト」から物語を引き継ぐのかどうか気になります。いずれにしても期待して間違いないでしょう。


参考:
ノーラン監督のimdb.comでの読者投票による評価を新しい順に並べてみました。(10点満点)

・インセプション    9.2
・ダークナイト     8.9
・プレステージ     8.4
・バットマン・ビギンズ 8.3
・メメント       8.7

ちなみに、ジェームス・キャメロン監督の作品の場合。
・タイタニック     7.4
・アバター       8.3
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グッジョブ >Pogoplug

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前からちょっと面白そうだなと思っていた米国Cloud Engines社のPogoplugを導入してみました。その売り文句は「Your Personal Cloud!」です。何をトボけたことを言ってるんだろうと思っていましたが、なるほど確かにそのとおりで看板に偽りはないようです。クラウドをいつでも、どこでも、誰でもと言うように捉えればまさしくそのように、それがいとも簡単に実現出来てしまうのが素晴らしいです。

Pogoplug自体は可愛らしいデザインの小箱で、これは第二世代の製品なのでV2とか外観からPinkと呼ばれているようです。小箱には電源差し込み口とイーサネットポート、USBポートが4個付いているだけです。準備はネットワークのルーターと繋ぎ、USBポートにハードディスクを繋ぐだけで終わり。バックアップ用に使っていた160GBのドライブを接続しました。次にwww.pogoplug.comに行って自分のアカウントを作ってアクテベーションを行ないます。メールアドレスとパスワードを設定すれば登録したメールアドレスにアクテベーション用のURLが届きますから、そこへアクセスするだけで完了です。これでUSBハードディスクが世界中どこからでもmy.pogoplug.comへアクセスすることで見れるようになります。あっけないくらい簡単。またUSBポートは複数あるので、複数のドライブを挿して使い分けることも出来ます。

これだけでブラウザから自分のデータへ自由にアクセス出来るようになり、もし誰かとデータをシェアしたくなったらそのフォルダーを相手のメールアドレスを指定して公開設定すれば相手も自分と同じようにフォルダーにアクセス出来るようになります。メールで送れないような大きなデータを渡したりとか、共同作業を行う必要がある場合とか、用途は多岐に渡るでしょう。ブラウザだけでも使えますが、Windows、Mac、iPhone、Android、Blackberry用のクライアントソフトも用意されていてモバイル環境でも同様に使えます。はやりのクラウド・サービスでも同じようなことは出来るでしょうが、ストレージデバイスが自分の所に置いてあるというのは、どこか遠くの見えない場所にデータが置いてあるのとは違って安心感があって良いです。

良いことづくめのPogoplugですが、弱点を探してみると・・・
・漢字テキストを参照すると文字化け(日本語PDFは大丈夫)
・Cloud Engines1社のサービスであること(倒産でもしたらアウト)
・日本国内のサポート会社がない(故障したらアメリカに送るしかない)
・未知のセキュリティーホールがあるかも?
こんなところでしょうか。

まずは写真データを整理していつでも見せられるようにしてみようかなと思っています。iPhoneさえ持っていればどこでも全ての写真を見せられるようになりますから、ポートフォリオを持ち歩かなくても済みます。まだ分からない部分もありますが、なんでこんな良い物が国内販売されないのかちょっと不思議です。

(Pogoplugの詳細は清水理史のイニシャルBに分かり易くまとまっています。)






花火大会@多摩川

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土曜の夕方、浴衣姿の人達をチラホラと見かけたので盆踊りかなと思っていたのですが、晩飯の準備をしている最中に突然花火の音が響き始めました。急いでベランダから多摩川方向を見ると盛大に花火が舞って夜空を赤く染めています。方向からすると調布の花火大会です。どうも今年はいつもより早い日程になったようです。ここから多摩川までは直線で2キロ強で電線以外に見通しを遮るものもなく、すごく良く見えますし音も大玉が炸裂すると体に響く大音響が聞こえます。

最初は近くにあったコンデジで撮ろうとしましたが、AFがもたついて花火のスピードに全く追いつきません。結局パナのG1にKern Switar 75mm(150mm相当)を付けて手持ちで100枚ほど撮りましたが、さすがにブレまくりでした。花火を撮るのはなかなか難しいものです。約1時間の間たっぷり花火を楽しんでしまったので晩飯は遅くなってしまいましたが、夏の風物詩を家に居ながらにしてライブ鑑賞させてもらうことが出来たのですからラッキーでしたね。



フルーツティーを楽しむ@浅草茶房

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先日、蒸し暑い日にOさんの「浅草茶房」でオススメのフルーツティーをいただきました。こんな大掛かりなお茶を飲むのは生まれて初めてです。季節のフルーツを何種類もティーポッドに詰め込み、そこに温かい紅茶を注いだお茶なのですが、お茶というカテゴリーを超えた味わいで、豊かなフルーツの香りと酸味が何階層にも重なった今まで味わったことのない飲み物でした。家庭でも作ろうと思えば作れそうですが、これだけ豪華に果物を揃えるのは大変です。


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ポッドを下側から見るとオレンジが敷き詰められてます



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この状態でテーブルに来ます。 けっこう量があるので二人で注文するのもありでしょう。



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完成したお茶を小さめのカップで少しづつ楽しみます。



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以前に来た時は軽食はクレープとガレットだけでしたが、新たに冷製パスタとドライカレーが増えたそうです。暑かったのでこの日は冷製パスタを注文してみました。開店して間もないのでOさんは日々試行錯誤だそうですが、徐々にお客さんも増えつつあるようです。


浅草茶房ホームページ
営業時間:11:00-19:00
電話:03-3847-0202
定休日:不定休
全席禁煙


大きな地図で見る





F0.9とか

探していたらうっかり電子湾で見つけてしまったもの、それはKern Switar 13mm F0.9。F値が何と、レイテンキュー。アンダー1.0なレンズは何種類も出ています。ライカのノクティルクス50mm最新版がF0.95、キャノンのレンジファインダー用50mmがF0.95、Cマウントだとアンジェニューやサンベルティオ、シュナイダーに25mmでF0.95があります。しかし、さすがに0.95を割ったレンズはほとんどありません。(レントゲン撮影用とかの特殊用途用や特注品らしきものを時々見かけることはありますけれど。)このF0.9のKern Switarが34ドルですって? そう、これはDマウントなのであまり人気はないようです。注目するのは8mmmムービーの愛好家か、Kernのコレクターくらいでしょう。幸い円高ということもあるので強気に3桁台を投入したところ、送料込みで$100ぽっきりで落札してしまいました。Dマウントとしては高価ですが、市販レンズでは世界一の明るいレンズですからそれがこの値段ならラッキーです。果たしてどんな写りなのか、いや、それより以前に使えるのか、届くのが楽しみです。

そして、何かが呼ぶので夕方の買い物のついでに東京カメラサービスさんに寄ってみました。ふと棚の最下段に目をやると、目に入ったのは古ぼけたターレット式の8mmカメラ。チェックしてみると、Cine-Nikkorの38mm F1.9と13mm F1.9が付いています。カメラはボロでしたが、幸いレンズは無傷でメカもスムーズ、どちらもワルツ製のフィルター付きです。(これでNDフィルター化出来るので、小口径のフィルターは貴重品です。)腐っても日本光学ですから神様のお導きと思って保護することにしました。コストはレンズ一本当り1900円也。NikkorレンズでDマウントのマウントパーツも付いてくるのですから良い買い物が出来ました。

追記:
明るいレンズと言えば、映画「バリー・リンドン」で使われたツァイスの50mm F0.7が有名ですね。このレンズについてEd DiGiulioという人が解説しているページがありましたので貼っておきます。

Two Special Lenses for "Barry Lyndon"





Dマウント・デジカメ

某オークションでたまたま見つけたDマウントレンズ交換式に改造されたコンデジ、面白そうと思って入札すると結局他に誰も入札せず落札してしまいました。以前からコンデジを改造してDマウント化して使っている人がいることは知っていましたが、さすがにこれは敷居が高いと躊躇していました。今回のは改造済みで加えて帝国光学製のレンズも付属するということで興味深々でした。ところが、このカメラ、届いてビックリ!です。

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カメラ自体はケンコー製のOGOB-01で画素数5メガピクセル、センサーは1/2.5インチです。このカメラのオリジナル・レンズは単焦点でマニュアルのゾーンフォーカス式となっていてレンズ部分にはいっさい制御機構がありません。なので改造にはもってこいなカメラなのですが、これホントにカメラなのか?と思うようなところもあります。だってMP3プレイヤーになったり、テトリス(!)で遊べたりするんですから。テトリスは使わなければいいだけの話ですが、どうもカメラとして考えられた製品ではなく、マルチメディア・プレイヤーにカメラ機能を載っけたというのがこのカメラ(?)の正体のようです。

そのためにカメラとしては重要な機能にガツンとしわ寄せが来てしまい、撮影には一苦労してしまうことになります。それは何かと言うとファインダーです。3.6インチという巨大な液晶画面が付いているのですが、実はこれカメラ用ではなくてゲーム機用の液晶画面のようなのです。テトリスを遊ぶのにはちょうどいいのですが、この液晶画面でフォーカスを確認しようとすると、あまりに画素が粗すぎてピントが来てるんだか、来てないんだか、その判別が非常に難しいのです。一応デジタルズーム機能が付いていますが、粗い画素をいくら拡大しても焼け石に水で大して役に立ちません。

さらに輪をかけて撮影を難しくしているのはボディーのホールドし難いことです。レンズがかなり偏ったところに付いているせいもありますが、ボディが薄くて非常に保持し難いのです。さらにシャッターボタンの感触が最悪でカシャという感じではなく、ペコンという感じです。ファインダーを睨みながらブレないように撮るには相当な気合を入れないといけません。そして撮影が終わって撮ったものを確認しようとすると先の液晶の画素の粗さからしてどの程度写って入るのかよく分かりません。ブレたのか、ピントが甘いのかも識別が困難です。

こんなカメラ(?)ですから速写性はゼロ。これ!と思って撮るときには3枚くらいフォーカスを変えてブランケット撮影することが必要です。それにメニューの操作性が最悪で露出補正するにもホワイトバランスを変えるにも面倒なメニュー操作が必要になります。ところが、撮ったものをパソコンで見てみるとうまく撮れたものはけっこういい感じで写ります。センサーはまともに働いているようで、ブレずにピントが来ているものは綺麗に背景がボケたりグルグルしたりでコンデジらしくない描写となります。

このカメラといっしょに付いて来たレンズは、
・ZUNOW-ELMO Cine 6.5mm/F1.1
・ZUNOW-ELMO Cine 13mm/F1.1
・Cine-Zuiko 13mm/F1.8
の3本でこの他に以前Cマウントと間違えて買ってしまったKern Yver 25mm/F2.5と別に落札したかなりボロいZUNOW-ELMO 13mm/F1.9があります。8mmカメラの場合は標準画角は13mm(1/2インチ)、ワイドはその半分、テレは38mm(1.5インチ)という構成が標準的だったようでライカ標準の50mmと比べると画角としては望遠寄りになっています。標準の13mmで大体35mm判で言うと準望遠の75mm程度の感じです。小型レンズで焦点距離の短いワイドレンズは製作が難しいということかも知れません。

人間凄いものでこんなカメラでも2、3日使うとだんだん使い難さに馴れてきてしまい、徐々にヒット率も上昇中です。撮れるものは限定されてしまいますけれど、半世紀前の8mmムービーカメラの描写を現代のデジカメで再現出来て、それで写真が楽しめるんですから無駄な買い物ではなかった、と自分に言い訳したりしてます。


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ZUNOW-ELMO Cine 13mm F1.1



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ZUNOW-ELMO Cine 13mm F1.1



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Cine-Zuiko 13mm F1.8







お刺身危機一髪

今日は凄い暑さでした。そのせいかどうか分かりませんが「アイアンマン2のVFX」エントリーを間違って削除・・・ orz まあまた書けばいいだけの話ですが。ちょっとガックリしたところで刺激を求めてこの暑いのに六本木の新国立美術館で催されているマン・レイ展を観てきました。マン・レイについてかなり誤解していたところがあったことが分かり、観た甲斐がありました。感想は他の写真展も観たのでまとめて書こうと思います。

さて、帰ると本日の晩飯はお刺身がメイン。キッチンであれこれ準備していてハッとテーブルの方を見ると・・・スージーいつの間に!スパッツも!

あ?、危ない、危ない。もうちょっとでやられるところでした。昔だったら躊躇なくやられたでしょうが、2匹とも歳をとってちょっぴりお利口さん(これ取ったら絶対怒られるだろうなと学習した?)になったようです。
偉いぞ!スージー、スパッツ。


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2匹の視線はお皿に釘付け



根性ショット

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アルストロメリアの花


根性ショットとは?まず両足を肩幅に開き足場を確保して、軽く深呼吸を数回した後で呼吸を止め、ファインダーから被写体を注視しながら両腕は脇を締めてなるべく体に近づけ、腕の筋肉は軽い緊張状態でありながらかつ力を抜きつつ、人差し指の第一関節のみ曲げてブレないことを念じつつシャッターを切る。

プハァ、ハァ、ハ?ッ。シャッターを切るまで呼吸停止状態なので苦しいです(笑)。カメラの中にはこんな根性ショットを人間に強要するのもありますが、そのカメラでないと撮れないというのもある訳でグッと堪えて撮影です。今日はそんなカメラを抱えて新宿御苑でテストシュートでした。



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新宿御苑のガクアジサイ 
(2枚ともZUNOW-ELMO Cine 13mm/F1.1)



梯子が好き!

フリッカーの中にはユニークなギャラリーがありますが、これも楽しいのでご紹介します。題して「猫と梯子」。猫族は安全かつ獲物に対して優位に立てるので地面より高いところが好きです。自然の中では樹木に登りますが、別にこだわらないようです。要は高ければいいんですね。


Cats and Ladders




畑で買い物

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自宅のすぐ近くの畑を耕しているおじいさんと仲良くなって時々野菜を安くわけてもらったりしています。毎日畑に来るわけではないのでベランダから畑を見て、来ているかどうかチェックしてから出かけたりします。2月に我が家から提供したじゃがいもの種芋,インカのあかりが収穫出来るよと聞いていたので、今日はバケツ持参で出動しました。


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インカのあかりはサツマイモのように赤い



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初めてみたオクラの花



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茄子の花もなかなかきれい



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これが本日の買い物全品 重い!



ここの畑は農薬を使っていないので見かけはあまり良くないのですが、安心して食べられるのが何よりです。シロウト目に見てもあまり良い土壌とは思えないのですが、色々な品種が豊富に実るのは畑の主の腕前なのでしょう。おまけに貰ったトウモロコシも非常に美味でした。畑に来ると毎日食べているというのに自分が野菜のことを何も知らないのを痛感します。







梅雨真っ盛り

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ようやく本格的な梅雨模様となってきました。今日はいつも通る六本木の裏道でお寺の玄関口に蓮の葉が茂っているのに初めて気が付きました。お寺と行っても全てコンクリ造りの現代建築で撮影意欲も湧かなかったのですが、ある一角だけとてもいい感じでちょうど雨が途切れたところだったので早速iPhoneで激写。たぶんピーカン天気だったらうまく撮れなかったと思います。どんな時でも必ず撮影チャンスはあるものですね。


早過ぎカメラとミライのカメラ

GAOさんからDigitaというカメラ用OSがあったことを教えてもらってのでちょっと調べてみました。1998年発表当時の記事が これ です。どうもDigitaは複数の組込み機器メーカーとコダック・モトローラの連合だったようです。今から10年以上前の話でFlashpoint社のHPは見当たりませんから、潰れたか吸収されたかしたのでしょう。1999年にはDigita用の画像アプリ、Digita FXも発売されたようでその時点では複数のカメラやプリンターに採用されてこのまま行けばメインストリームと思わせる勢いがあったようです。なぜDigitaが消え去ってしまったのかは具体的には分かりませんが、推測するに急激なデジタル技術の進歩に追いつけなかったのではないでしょうか。あとはDigitaはOS周りはA社、センサーはB社というように悪く言えば寄せ集め集団でした。それ故に空中分解するのも早かったのでしょう。しかし、興味深い点はこのDigitaの原点は実はApple社が開発した技術だったという話です。

当時、FlashPoint社とライセンスを結んで実際に製品を出荷したメーカーはコダック(デジカメ)、セイコーエプソン(プリンター)、ミノルタ(デジカメ)などがありました。ミノルタのDimage EX ZOOM 1500(1998年)をググッてみると、こりゃビックリ、最近のどこかのカメラとコンセプトはそっくりではないですか。非常に野心的設計のカメラだったようです。ただし画素数は1.5メガと現在ではトイカメラ程度です。実機を見てないので確かではありませんが、動作はモッタリしたもののようでこの問題はFlashPoint社も認識していたようです。

ただ、非常に注目すべき点はこのOS内でDigita Scriptという言語(インタープリター)を動かすことが出来たということです。仕様書、APIも公開されていたようで、ユーザー側で色々な機能を追加したり、画像を加工したりすることができたようです。(ゲームの類も作られました。)これは推測ですが、Digitaのモッタリとした動作というのはOS自体というよりもこのインタープリターのせいだったのかも知れません。(OSはリアルタイムOSとして定評のあるVxWorksで、このOSは核ミサイルなどにも導入事例があるそうで非常に信頼性の高いものです。)キャノンとかニコンなどプロ用カメラを作っていたメーカーがDigitaを採用しなかったというのはこのモッタリに理由があるような気がします。12年前のプロセッサーの速度を考えるとモッタリは簡単には解決出来なかったのでしょう。でもOSを持ってランゲージ・ドリブンなDigitaはかなり未来を先取りしたカメラだったと言えると思います。ニーズによってユーザーがプログラム可能なデジタル・カメラ!、なんて素晴らしいんでしょう。 ただ残念ながら、当時のCPUでは処理が間に合わず、結果製品としては未熟児として世に出てしまったのがDigitaにとっては不運でした。

Digitaの種を蒔いたアップルはその後携帯電話向けのOSを開発してiPhoneに搭載しましたが、標準装備の内蔵カメラをサポートすることになってiPhoneはDigitaの夢を引き継ぐことになりました。スクリプト言語は非搭載ですが(セキュリティー上の理由でアップルは言語システム搭載を許可しないでしょう。)、APIが公開され、豊富なアプリケーションによって様々な撮影ニーズを満たすことの出来るカメラ(というかカメラ付携帯)が誕生した訳です。

iPhoneを使うようになって気に入っているのはこのカメラ(本当は携帯電話なんですが)内で複数のアプリケーションが自由に使えることです。この自由さは経験してしまうといわゆる専用デジカメが非常に窮屈なものに見えてしまいます。そのうえ携帯電話なので通信機能もついていますから、データの直接アップロードも可能で、必要になった機能だけをすぐその場でアップルストアから購入してダウンロードして使うこともできます。このような点からiPhoneは未来のカメラをある程度先取りしているように思えます。以前アップルはMacの生産・販売会社でしたが、近年は自らアップルはiOSの会社であると宣言して大きく路線変更をしています。また一方で競争相手のAndloid連合もジワジワと距離を詰めつつあります。

iPhoneはともかく、ミライのカメラとして欲しい機能を上げてみると、
・インターネットとの融合
・互換性の高いOSの使用、APIの公開
・自由なアプリケーション開発と配布と連携
といったところを目指して欲しいです。現在のデジカメとはかなり距離があります。こういう機能を持つとちょっとカメラとは言い難いかも知れませんが、いろいろな意味で「繋がる」というのがミライのカメラのキー・コンセプトだと思います。






Coolなフィルター

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今2種類のiPhone用フィルター・アプリを試しています。Plastic BulletというのとCool fxです。どちらもフィルター・アプリなのですが、アプローチは全く違っていてそれぞれ合う人・合わない人があるような気がします。Plastic Bulletはとにかくアプリに任せて、後はアプリが吐き出したたくさんのアウトプットから選ぶだけというアプローチです。入力の画像が似たものなら結果も似た傾向になります。ここをこうしたいとか、ああしたいというコントロールは一切効きません。主導権はアプリ側が持っています。一方のCool Fxはフィルターで有名なTiffenが作ったアプリだけあって多種類の気の利いたプリセット・フィルターがあり、それらを選択してそれから徐々にパラメーターを詰めて作画していくという方法で、こちらの方が人間の意図を反映しやすくて使い易いです。とはいえ、Plastic Bulletの一発芸に思わず唸ってしまうということもあるので、しばらく両方を使っていくことになりそうです。

1枚目は近所のスーパーへ買い物に行った際に帰り道に咲いていたアジサイで、これをCool fxで加工してみました。Cool Fxは加工後も画像サイズが縮まらずにオリジナルと同じサイズの画像を出力してくれるので助かります。その代わり出力に時間がかかり、少々待たされます。2枚目がCool Fxで加工したものです。少しハレーションがかかったかのようなフワッとした絵になって気に入っています。


20100703-2.jpg
iPhone 3GS, Apple's Camera, Cool Fx



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