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晴れのち自転車時々猫

チェリー、スミレ、スパッツ、スージー、それに自転車とかカメラ類と戯れる日々を綴ります。



Leniのこと

子供の頃よく眺めていた古い分厚い写真集がありました。お目当ては写真集に載っていた全裸の女性ヌード!(嬉)それを親に見つからないようにこっそりドキドキしながら眺めていたものです。その当時は全裸ヌードなんてどこにも載ってはいませんでしたから「これが女体の神秘か!」と感動(?)したものでした。子供の頃は特にそれ以外の写真には興味を持たなかったのですが、他の写真が古いオリンピック競技の写真だということはだいたい分かりました。以降その写真集の存在も忘れてしまい、引越しがあったためにどこかに埋もれてしまっていたのです。最近ようやくその写真集を引っ張り出してしげしげと眺めてみたのですが、とても豪華で素晴らしい内容です。タイトルは「SCHONHEIT IM OLYMPISCHEN KAMPF」。当時のナチス政権下で出版されたもののようです。当然ながら内容はドイツ語で残念ながら読めませんが、1936年8月1日から8月16日にかけてドイツのベルリンで行われた夏季オリンピック大会開催を記念して出版されたもののようです。このオリンピック大会はナチス政権下で開催されたので「ヒトラーのオリンピック」と呼ばれるものです。著者はLENI RIEFENSTAHLとなっています。

レニ・リーフェンシュタールの写真集はこれ以外にも社会人になりたての頃に「ヌバ」というアフリカ原住民の暮らしぶりを撮影した写真集を買った記憶があります。なぜこれを買ったか記憶が定かではないのですが、美しい原住民達の写真には鮮烈な印象があったのは覚えてます。レニは2003年に101才で亡くなったそうです。調べてみると大変興味深い女性だったことが分かります。美貌に加えて大変な才能にも恵まれ、また当時の権力者をパトロンとして素晴らしい功績をなし遂げたのですが、いかんせんそのパトロンがナチスだったことがレニにとって致命的な傷となってしまいます。終戦後は戦前の芸術的功績が評価されることもなく、長い間ナチ協力者として訴えられて逮捕されたり、精神病院へ入退院を繰り返したりと辛い時代を送ることになります。 (続く)






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