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晴れのち自転車時々猫

チェリー、スミレ、スパッツ、スージー、それに自転車とかカメラ類と戯れる日々を綴ります。



「つるの湯」の廃業

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自転車で吉祥寺周辺を走っていたとき、廃業した銭湯に遭遇しました。吉祥寺北町にあった「つるの湯」さんという銭湯で、恐らく入り口や脱衣所、風呂場であった所はもう既に解体されて更地になっていて、風呂場の奥の絵が丸見えです。たまたまそこにいらっしゃったおばあさんと話しをしてみると、そのおばあさんが「つるの湯」のオーナーだった方でした。改装したのが53年前(ということは昭和32年)だそうで、あちこちボロボロになって維持も大変なのでご主人が廃業を決意されたそうです。(そういえば最初の開業がいつかは聞きそびれてしまいました。)


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Nashが注目したのは風呂場の一番奥にあったと思われるタイル絵です。横長に描かれた鶴やおし鳥、鯉が丁寧に描かれていて、いい仕事しています。ちゃんと絵の勉強をした人が描いたのではないでしょうか。絵の両端には作者のサインらしきものもあります。うーん、これが保存されずにゴミとして廃棄されてしまうのは実に残念ですね。最近は事業者の高齢化と後継者不足、経費の上昇、利用者の減少と厳しい状況から廃業する銭湯が多いという話も聞きますが、街の中にある庶民の施設としてこれからも存続して欲しいものです。


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(写真は全てiPhone 3GSで撮影)

コメント

>nekonoさん
風呂場という環境ですから油性ペンキでしょう。
キャンバスとしてタイルに絵を描いていくのはけっこう難しいんじゃないでしょうか。それにこういうクラシックな日本画風の描画はだんだん少なくなっているんじゃないかと思います。銭湯自体が減っていきますからだんだん見られなくなるでしょうね。

>ぽんぽんさん
そうですね、芸術的価値というよりは文化的価値でしょうか。私が残念なのはそれを価値としては見ない日本人の価値観というか文化観ですね。まあこれは氷山の一角で、こういう風にドンドコと街の文化がごみになってしまうんです。で、気がついたら何も残ってないと。


そういえば、グーグルストリートビューではまだ「つるの湯」は見ることが出来ます。次回更新するまでは見れるでしょう。

  • 2010/04/03(土) 10:31:49 |
  • URL |
  • Nash #Dg7UdZ/w
  • [ 編集 ]

ハイビジョンで残そう

水辺の風景はタイルにペンキで描かれた絵なのでしょうか?
亀の湯口も面白いですね。
建物を取り壊す前にハイビジョンカメラで撮影して残すとか、誰か考えてくれていたらなあ。

芸術的価値があるかと言われれば「???」ですが、非常に丁寧な仕事であることには違いないですね。実物を残すのはなかなか難しいので、こうして写真などで残すのがベターなのかも知れません。

  • 2010/04/02(金) 10:10:51 |
  • URL |
  • ぽんぽん #qbk0ineE
  • [ 編集 ]

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