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晴れのち自転車時々猫

チェリー、スミレ、スパッツ、スージー、それに自転車とかカメラ類と戯れる日々を綴ります。



モバイル現像

昔々の話、Nashが高校生の頃、何を隠そう写真部員だったのです。水を使うという共通点のせいか、部室は化学部、生物部、写真部と三つの部が一ヶ所に集まっていました。化学部ではニトロを製造したり、生物部ではマムシを持ち込んで毒を採取したり、写真部では暗室に女子部員を引っ張り込んだりと元気に部活動を行っていたのでした(笑)。

思い返せば写真部としてかなり恵まれた環境だったと思います。部室内にちゃんと遮光した暗室があり、じっくりと引き延ばしを行うことが出来ました。写真を焼く楽しさを充分に味わうことが出来たのは今思えば貴重な経験です。あの頃は写真雑誌を買えば、必ず現像処理の解説や薬液の作り方が載っていました。現像液にしても自分で薬剤をバラで買って自分で調合して作るのが当たり前でした。よく覚えているのは一液で現像と定着が同時に出来る現像液を作ったことです。普通は現像・停止・定着という処理が一発で出来るのでこれには感激したものです。

しかし、今ではこういったケミカル処理を個人宅で行うのはなかなか難しい状況でしょう。スペースの問題、匂いの問題、遮光の問題と住宅環境に余裕がないと暗室は難しいです。ところが最近出たiPhoneアプリでこれらの問題は一気に解決(?)です。言ってみればこれは現像アプリ、既存のカメラアプリともフィルターアプリとも違います。iPhoneで撮った写真を元にプリント現像を行う専用のアプリ、SwankoLabというのがその名前です。iPhoneで撮った写真をネガに見立てて仮想的にそのネガから起こした印画紙を現像するというソフトで、面白いのは個性的な8種類の現像液が選べて、その現像液同士の混合も出来るというものです。気に入った組み合わせが見つかれば、それは自分の秘伝の調合(フォーミュラ)として保存しておくことも可能です。また、「アンクル・ステューのフォーミュラ」というAdd Onを別途購入すると現像液の種類がさらに9種類増えます。SwankoLabを使えば外を歩きながらでも電車の中でもプリント現像が(仮想的に)楽しめるのです。

自分で現像するような人は絶対にハマると思います。あれれ?というものが出来たり、ワオッ!というものが出来たりで現像結果が予測不能というのもユニークな点です。(オリジナルはそのまま残りますから何回でもやり直しは可能。)結局は画像加工アプリなのですが、そのコントロールが調合した薬液次第というのがなんとも愉快です。良いアプリというのはコンセプトもしかりですが、インターフェースがとても大事だと思います。Swanko Labの完成度はそういう意味で非常に高いです。(へんてこなBGMも素晴らしい)人によっては全くバカバカしいソフトかも知れません。でもこういう遊び心溢れたアプリが230円で配布されるのがiPhoneの魅力を高めている一つの要素でしょうね。


20100414-1.jpg
iPhoneで撮ったオリジナル画像


20100414-2.png
まずは画像を選択して使用する現像液を決めて、スイッチオン!


20100414-3.png
現像処理完了!


20100414-4.jpg
光線漏れ?


20100414-5.jpg
全体に緑っぽく


20100414-6.jpg
オワッ?


素材と現像液の特性がマッチするとなかなか素敵な絵となることがあるのでついつい色々と試してしまいます。気に入ったのでAdd On(230円)も購入してしまいました。

(FlickrにSwankoLabを使ったiPhone写真が投稿されるグループ・プールがあります。)



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