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晴れのち自転車時々猫

チェリー、スミレ、スパッツ、スージー、それに自転車とかカメラ類と戯れる日々を綴ります。



Holgaがやってきた

最近人気のあるトイカメラ達は今までプラカメなんぞ見向きもしなかったような様々なユーザーを痺れさせてフィルムカメラの面白さを世界中に広げているようです。カメラは精密機械だからとても高価なので大事に使わなくちゃいけない、という常識を根底から覆すという快挙(?)を成し遂げてしまったトイカメラ達ですが、最近iPhoneをよく使うようになったせいでムクムクと興味が沸いてきました。トイカメラをエミュレートしたカメラアプリ、Hipstamaticの影響大です。それとトイカメラで撮られたインパクトのある作品を多数目にしたこともあります。そんな訳でThe King of Toy Camera、Holgaを中古で探すとすぐに見つかり、落札しました。フィルター1枚分のお値段でした。

やってきたのはHolga 120CFNという型番のカラーフラッシュ(!)を搭載した豪華モデルです。フラッシュ発光部に赤・青・黄のプラ板がダイヤル一つで設定出来るようになってます。発想が全くブッ飛んでますね。ボディは総プラスチック製なので頼りないくらい軽量です。で、その構造をよーく眺めてみると極めて合理的なことに驚かされます。ここまで手を抜いてもカメラとして機能するというその設計の巧みさには感心してしまいます。

スペックを確認するとシャッターはバルブと1/100secのみ。レンズは公称F8のアクリル製60mmで目測、絞りは切替スイッチが付いているのですが、切り替えても実は絞りは全く変化しないという大胆な設計(ミス?それとも精神的な支え?)となっています。実はレンズそのものはF5.6なのですが、レンズ後部にあるリングによって絞られてF8になっているということだったので、早速バラしてこの絞りリングを除去しました。これによって被写界深度は浅くなり、フレアが出やすくなるでしょうが、トイカメラなんですから全くOKです。これでレンズは1段明るくなりました。

しかし、使えるシャッター速度が1種類というのが残念です。ISO400のフィルムを使うとするとF5.6、1/100secでEV値は9。これを下限として、晴天下だとEV値は15程度になりますから6段程度の絞りが欲しいところです。メカニカルな絞りというのは難しいので代わりにNDフィルターで減光する作戦で行こうと思います。Holgaのレンズにフィルター用のネジは切っていませんから46mm-49mmのステップアップリングをねじ込んでフィルター装着が出来るようにしました。これで以下の組み合わせで6段分の減光となります。
1段 ND2
2段 ND4
3段 ND8
4段 ND8+ND2
5段 ND8+ND4
6段 ND8+ND4+ND2
フィルター3枚重ねはさすがにけられてしまうかも知れません。ネガフィルムなら露出オーバーには強いので6段目は5段目と同じでもOKでしょう。(トイカメラだし)

でもフィルターをはめたり、外したり、重ねたりは少々煩わしいですね。もう少し簡単な方法を考えてみます。Holgaは一応絞りスイッチが付いていて切り替えるとレンズ後端に枠が出てきます。ただし、この枠は何もないただの枠で、しかもレンズより大きいので何の役にも立っていません。でもこの枠にフィルターを付けられれば役に立ちます。NDフィルターのガラスをカットしてはめられればベストですが、ガラスのカットは大変そうです。代わりに何か使えるものがないか探してみると、ありました。よくハードディスクとか回路基盤を入れるのに使われている帯電防止用の袋。(それから現像したモノクロフィルムの未露光部分も使えそうです。)試しにカットしてiPhoneのレンズの前に貼り付けて露出計アプリLight Meterで測ってみるとちょうどEV値で1段だけ暗くなります。正確ではありませんが、これをなんちゃってND2フィルターと思って絞り枠に両面テープで貼り付けました。
1段 内蔵ND2フィルターのみ
2段 ND2+内蔵ND2フィルター
3段 ND8のみ
4段 ND8+内蔵ND2フィルター
5段 ND2+ND8+内蔵ND2フィルター
6段 露出オーバー覚悟で耐える(笑)
うーん、あまり変わらないかも?でも持ち歩くフィルターはND2とND8の2種類だけで済みますね。

しかし、このなんちゃってND2、よくみると表面が滑らかではありません。ちょっとすりガラスのような感じです。iPhoneで有り、無しで撮り比べて比較すると付けた場合は明らかに全体にフレアっぽくなってコントラストが下がります。ちょうどソフトフィルターをかけたようになりますが、トイカメラですから全然問題ありません。むしろこの位の方が好みです。


20100610-1.jpg
iPhone 3GSでベランダの花を撮ったもの



20100610-2.jpg
帯電防止袋の切れ端でレンズを覆ってみると、コントラストは落ちてソフトムードに



難点は内蔵フィルターのオン・オフで画質が変化してしまうことですが、そこはトイカメラなんだからと納得することにしました。ということで早速このHolgaで近所を撮ってみましたが、なんとも頼りない筐体でフィルムを巻き上げるとキューキューと音がしてこれはカメラじゃなくて、トイなんだということを認識させられます。さてどんな絵になるか、現像結果が楽しみです。





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