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晴れのち自転車時々猫

チェリー、スミレ、スパッツ、スージー、それに自転車とかカメラ類と戯れる日々を綴ります。



老いる写真

前から気になっていたのですが、写真の問題点、それは静止していることです。絵画も同じですが、時間軸上の動きがないので当然ながら静止したままで、今観ても10年前に観ても静止しているので何も変わりません。まあ観た人が変わっているというのは置いといて、これって実はとても不自然なことだと思います。自然のものにはそんなものは有り得ません。速度こそ違えど皆成長して老いていきます。最終的には死んで分解されていくものです。そんな写真が出来ないかなと考えてみました。

老いていくアルゴリズムが何か必要になるでしょう。それを画像データのピクセルに作用させていく、つまりデータとプログラムのペアになります。それと専用のビュアーソフトも必要でしょう。プログラム部分はアルゴリズムとパラメーター部分に分けて鑑賞者はパラメーターを操作出来るようにしておきます。そうするとまず決めるべきはその写真の寿命です。10歳とか、100歳とか寿命を決めて日々老化するスピードを決めていきます。そうすると毎日同じ写真を眺めているのですが、「あの写真、最近ちょっと老けてきたわねぇ。」とか、「この写真の20歳の頃はは実に素晴らしかった。」という具合になる訳です。最後は真っ白もしくは真っ黒になってハイ、おしまい!そしてハードウェアはリサイクルされていきます。

ハードウェアがかなり長期間に渡って動かなければなりませんから実現は難しいかも知れませんが、次の世紀にはそんなものが当たり前になっているかも知れません。

追記:
思い出したのですが、この老いる写真というのは「ドリアン・グレイの肖像(1890年)」の話に出てくる老いる肖像画と似ていますね。正確には老いるというよりもドリアンの悪行に比例して醜くなっていくのですが。オスカー・ワイルドの想像力は凄いです。




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